ステイ部屋の清掃


ステイ(連泊)部屋の清掃は、アウト部屋の清掃と違って、宿泊者の私物を間違えて捨ててしまったり、壊してしまったり、また、私物の位置が違うだけでクレームをする宿泊者もいるので、神経質なくらい完璧な清掃を心がけましょう。

宿泊者が外出中にベッドメイクをしたり、アメニティーを補充したり、タオルを交換したりするわけですが、チェックアウトしていないので、使いかけ・食べかけの物がそのまま置いてある場合が多いので、むやみに処分してしまうとクレームの原因になってしまいます。
ゴミは片づけなくてはいけませんが、部屋の状態はそのままキープしなくてはなりません。
判断が難しいと思われますが、皆さんが働いてるホテルや清掃会社の決められたルールを頭に叩き込んでください。

以下に、いくつか基本的なルールを記しました。

・シーツに下着類・洋服などが絡まっていたり、ベッドの上にメイク道具類が散乱していた
 ⇒ベッドメイクが完了したら、下着類は畳んでベッド上の端の方に置いておき、メイク道具類はなるべく元の位置  に近い状態に戻す。散乱していたそのままの状態にはしないで、少しまとめる感じで仕上げる。

・飲み残したコップが机やテーブルの上にあった
 ⇒帰ってきたら飲もうと思ったと言われる可能性が無きにしも非ずなので、もう飲まないだろうと判断せずに、そ  のままにしておく。しかし、コップの中の飲み残した量にもより、ほとんど残っていないに等しい場合は、中味  を捨ててコップを洗っておく。大体5分の1以下の量だったら処分したほうが良いかもしれません。
  以前、3分の1くらいしか残っていないペットボトルのソフトドリンクを、出かけたと思った宿泊者が戻って来  てそのドリンクの飲みかけを持ってまた出かけて行った事があり、その時はヒヤっとした事がありました。
  常識で判断すると後悔することになりかねません。

・カップラーメンの食べ残しがあった
 ⇒もう絶対に食べないだろうという判断は禁物です。戻ってきたら食べようと思っていたと言われてしまう可能性  が無きにしも非ずです。実際、夕飯としてとっておいた・・・というクレームがあり、ホテル側がカップラーメ  ン代を払ったというケースもあるほどです。しかし、ホテル側が捨ててもよいと判断している場合は別です。

・使い終わっている化粧品の容器やボトルが部屋やバスルームに置いてあった
 ⇒たとえ使い切っている物であっても、空の容器やボトルを後程使う可能性もありますので、きちんと揃えて置い  ておきましょう。

私が働いていたホテルでは、基本的に、ゴミ箱の周辺に置いてある物はゴミとみなし、ベッド・テーブル・机の上、バスルームに置いてある物はゴミではないというルールの元にそれぞれの清掃員が判断していました。

以前私は秋葉原に近い上野のビジネスホテルで客室清掃をしていました。秋葉原に近いということもあり、電化製品やパソコン類を購入してホテルに持ち帰る宿泊者が少なくありませんでした。その電化製品やパソコン類の入っていた段ボール箱がゴミ箱の周辺に置いてある場合は捨てても良いと考え、違う位置に置いてあればゴミではなくそのままその位置に置いておきました。ゴミ箱の周辺に置いてなくても、なんとなく捨ててくださいという雰囲気が漂っていましたが、ルールに従って捨てません。ルールがある程度分かっているとこういう時は楽です。

ケースバイケースなところがある繊細な部分のように思われ、人によって考え方が違うように宿泊者の思っていることはわかりませんから、ルールに基づいて処理すれば、後々フロントにクレームがきても、フロントの方々も宿泊者に説明し易いと考えます。