客室清掃に向いているだろうかという悩み(向き、不向き)


事実、この客室清掃の仕事は、向き不向きがあると思います。
一般的には、たかが清掃と思われているかもしれません。しかし、この仕事をやっていると向き不向きがはっきりします。
家の掃除と違い、決められた時間内に終わらせないといけないのです。それも、ビジネスホテルの場合、ホテルによって違いはありますが、大体4時間半〜5時間で12〜13部屋を仕上げるのです。
ということは、4時間半で13部屋の場合は、270分÷13部屋≒20分。5時間で12部屋の場合は、300分÷12部屋≒25分。1部屋20分から25分で仕上げなくてはなりません。
それも休憩をしないで動きっぱなしの場合です。
30分の休憩をしたら、1部屋に掛ける時間はもっと少なくなるのです。

ですから、4時間半〜5時間はずっと集中して仕事を進めないといけないのです。私は、客室清掃の他に様々な仕事を経験してきましたが、こんなに長く集中して仕事をしなければならない職種はありませんでした。
9時から始まる事務職でも、12時になると昼食の時間で、午前中は3時間です。しかし、3時間の間ずっと集中して仕事をしていたわけではありません。

ビジネスホテル客室清掃は、4時間半〜5時間の間集中して更に動き続けないといけないのです。一部屋平均20分で処理していかなければいけない訳ですから、途中で飽きても、嫌になっても、疲れても、動き続けないといけないのです。確かに大変です。
ですから、物事をてきぱきと次から次へと処理できる能力が必要となります。

そして、ただ清掃していれば良いのではなく、ホテルに泊まるお客さんは様々ですから、ステイ部屋の場合の清掃範囲の判断、忘れ物に対する臨機応変の処理能力など、けっこう主婦がその日から簡単にできる仕事ではないのです。

ちょっと厳しすぎることばかり書きましたが、ベテランになるには思った以上に高い判断力と体力が必要なのです。
ですから、何をやってもゆっくりしかできない人には向いていないかもしれません。
でも、人は努力次第である程度のレベルまでにはなれますから、努力と好奇心があれば大丈夫です。

向いてないかもしれないけど、続けていきたいと思った人は、
「習うより慣れろ」です。最初は先輩から色々教えてもらわないといけませんが、ある程度分かってきたら、後は慣れることです。

仕事は場数を踏んで覚えるものですね。来る日も来る日も、客室清掃、客室清掃でうんざりする頃、いつの間にか一人前になっていた…となるのが理想です。

色々必要な能力があると書いてしまったので、向いていないかもと思った方もいるかもしれませんが、その仕事をやりたいと思ったなら、向き不向きよりも前向きな姿勢が大事です。何事も前向きな気持ちを持って頑張りましょう。