会計事務所員


一体自分は何を、どんな仕事を求めているのだろう、どんな仕事だったら充実感を感じるだろう、いくら事務職を頑張ってみても、そして認められても、お給料がアップしても、仕事に対する満足感が感じられず、友人経由で気学の先生に会いに行くことになりました。

その友人は、気学の先生に言われる通りに従って仕事をしてきたら、成功したのでした。
友人は、気学の先生から、美容師の資格を取り一年間美容院で働いてから、すぐに自分のお店を持ちなさいと言われたそうです。そして、その通り30代で美容師の資格を取り、自宅近くの美容院で修行をしてから、親に借金をして自分のお店を持ちました。たった一年の修行で自分のお店を持つなんて大したものです。でも、その気学の先生の言う通り、彼女はメキメキと力を発揮し、腕が上がって本当に一年でかなりの腕になったのです。そしてお店を持つ頃にはかなり自信がつていたようです。
もともと、センスの良い人だったこともあって、お店も順調で収入もどんどん上がっていったのです。私と同じ母子家庭だったのですが、息子さんを大学に行かせることができたのです。

私も絶対彼女のように自分の感性に合った仕事がしたいと強く思い、スケジュールがびっしりだったその気学の先生に時間を作ってもらい、相談に行くことになりました。
1時間1万円と、その頃の私には痛い出費でしたが、将来の充実感の為にお願いしました。

そこで気学の先生が私に言ったことは、私は経理の星に生まれているという事でした。がっかりしました。
事務以外の職業を言われることを期待して行ったのに、経理だなんて。それも経理の星だなんて。
経理の仕事はそれまでに経験したことはありませんでしたが、経理もやはり事務職なので落ち込みました。
経理事務といっても、一般企業の経理事務より、会計事務所で働いた方が合っているとも言われました。会計事務所は一般企業の経理より、顧問先の会社に行ったりと出かけることが多い、私はずっと座って事務をしているより、出かけることが多い事務のほうが良いと言われました。

なんだかよく判りませんでしたが、言われた通りにすれば成功するのだったら、試してみた方が良いだろうか、でも何か違うと思いながらも、道が開けてくる可能性があるのではないかと思い、一度従ってみることにしました。

そして、自宅近くの会計事務所でパートから始めて、正社員を目指し頑張っていました。
割と大きな会計事務所だったので、色んな人が居て、その中でも割と筋が良いと認められていましたが、やはり違う、こんな悶々とした気持ちで毎日働けないと思うようになってしまい、1年と少しでやはり辞めることにしました。この時の日記を読み返すと、もう少し汗を流して働きたいと書いてありました。

なんでいつもこうなんだろうと、自分がほとほと嫌になり、自分は何を求めているんだろうと本当にやりたい事が近くにあるのに届かないような感じていました。何もかも中途半端で何も成就しない自分。事務が合っていると言われるし、自分でも事務しか生きていく道はないのだろうと思っている、しかし、何か自分は違う仕事を求めている。
贅沢な悩みと思われても仕方ないのですが、自分は真剣に悩んでいました。
毎日苦しく、どうしようもないやるせなさを感じていました。