銀行員


高校を卒業して、大手都市銀行に就職しました。
とにかく世の中の事が何もわかっていない頃でしたから、自分にどんな職業が向いているのか、どんな職業に就きたいのかなど考えずに、高校の進路指導の先生に勧められるまま、銀行に就職しました。

もう30年以上も前の事なので、かなり景気の良い時代でしたから、就職先は色々ありました。今から思えば、もっと自分の本質を考えてから決めたほうが良かったと思いますが、その時は自分の本質など真剣に考えたことがなかったですし、やりたかったことと言えば、英語が好きだったので、英語に関わる仕事がしたいという気持ちだけがありました。銀行でも配属されたところが、支店の外国為替課でした。そこで、ドルの両替や外国送金などを担当していました。
でも、銀行の仕事自体にあまり興味がなかったので、ただ、お給料をいただくのだから、自分の仕事だけはきちんとやらないと・・・というくらいの気持ちで毎日仕事をしていたように思います。

ただ、この頃から事務という仕事が好きではなくなりました。座ってできる仕事だから体力的に楽だし、それほど責任のある仕事でもないし、といった気持ちで働いている女性がその頃多かったように思います。結婚が決まるまでの、いわゆる「腰掛け」的な考えでした。もちろんそうでない女性も少なからずいたでしょうが、自分の周りにはいませんでした。

自分はというと、銀行では自分の居場所が無いといつも感じていたし、仕事自体が自分に合っていないと思いながらの毎日でした。でも、結婚して仕事を辞めたいと言うより、違う仕事で充実したいという思いがありました。
違う仕事が何なのか全く分かっていませんでしたが。