たかが清掃という気持ちを捨てる


客室清掃は、結局清掃だから簡単な仕事で、誰でもできると思わないでください。
どんなしごとでも、一生懸命やればやるほど、次々と疑問やアイディアなどが出てきて、奥が深いのです。どんな仕事にもその道のプロがいます。やり方によっては、プロ級の仕事ができるまでになれるのです。

たとえば、ベッドメイクを1分でこなせる人を私は知っています。普通の人が5分近くかかることをたったの1分で終わらせることができるのです。仕事ぶりを見せてもらった事があるのですが、見て分かったことは、かなりの集中力で物事を処理しているという事でした。慣れというのもあるでしょうが、5分の1の時間に短縮できるというのは凄い事です。
清掃している時間だけは他の事を一切考えず、ベッドメイクならベッドメイクに集中するのです。本当に集中できれば、人間はかなり質の良い仕事が早い時間でできるそうです。そして慣れに集中力がプラスされれば、できないと思われていたことが、絶対無理だと思われていたことができるようになるのです。
そして、あなたも、慣れ+集中力で、大きな力を発揮できるようになりましょう。研究とまでは言いませんが、常に考えていると色々なアイディアがひょっこり浮かんでくることがあります。これも集中力が結果になった証拠です。そのひょっこり浮かんだアイディアを生かして、質とスピード両方とも高い仕事ができるようになりたいものです。

あと、客室清掃とビル清掃の本質的な違いをお話しします。
ビル清掃は、そのビルで働く人たちが気持ちよく仕事ができるようにするのが大きな目的です。特にその会社の売り上げに直接結びついてはいません。
しかし、ホテルの客室清掃は一度使われた部屋を、また元通りのきれいな部屋にして、次のお客さんに売るのです。

そうです。汚れた部屋をきれいに清掃して販売(宿泊)できる部屋に戻すのです。直接売り上げにつながる仕事なのです。だからといって、ビル清掃がホテル清掃より劣っているわけではありません。ビル清掃なども間接的に売り上げに繋がっているわけです。そして売り上げに直接つながる仕事が尊いわけでもありません。

しかし、売り上げに直接結びつく仕事の方が、スリルがありそうな気がしませんか。